屋根塗装が一番しやすい天候
屋根塗装が一番しやすい天候を考える場合、逆に向かないと考えられる条件を考える事で理解し易くなるでしょう。まず一般的に塗装に耐え得る状況というのは、湿度80%以下･気温5℃以上の双方の条件が満たされている時と考えられています。
2つの条件において特に問題となるのは湿度の方で、湿度が高過ぎるとそもそも塗料の乾きが悪くなって安定性が損なわれ易くなります。従って天気が雨の時は勿論の事、特に元来湿度が高い条件である梅雨時期は屋根塗装に向き難いと考えられます。
＜あまり向かない時期＞
梅雨時期
一方の気温の方ですが、これは冬場に条件が問題となる可能性があります。気温が低いと施工後に塗料が安定するまでに時間が掛かり易くなり、夜間を挟んだ場合に凍結等の低温故の事象が起きると、塗装面が濁るといった問題が起き易くなります。従って、冬場もベストな天候条件では無い訳です。
また屋根塗装の特殊事情として、施工する屋根自体が強い直射日光に晒されやすいという条件を挙げる事が出来ます。これは表面温度が夏場において非常に高くなる可能性を示しており、あまり高い時に塗装をするとやはり塗料の変質を起し易くなる可能性があります。従って、夏場もベストな天候条件から外れます。
これらを総合して考えると、屋根塗装がし易い天候条件は季節が春又は秋で且つ、晴れた天気であると考える事が出来ます。塗料の性能や技術面での改良が進み、必ずしもベストな条件で無ければ施工出来ないというものでは無くなっていますが、より良い仕上げの為には意識して置きたいポイントの1つです。